Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://nanaojones.blog53.fc2.com/tb.php/155-0b79ad8f
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

ハイムの話パート5(ヒッチハイク最終地点。シドニーでの涙の夜)


すっかり夜。今日は飲まないと決めてから3時間経過。
飲まないのはいいけれど、、、やることがないので日記を書こう。いや、いいか一本だけ、、、、
といって飲み始まるといっぱい飲んじゃうんだよね~~~。ああ揺れる女心。←使い方間
違ってる?

ハイムと旅行を始めてから1ヶ月半。だんだんとシドニーが近づいてくる。その間いくつ
の車に乗せてもらったんだろう。何人の人に出会ったんだろう。

ななおのスーツケースを受け取って新婚旅行に行ったあの人はガンダラージと名乗ってハ
イムを笑わせた。ななおにはちっともわからなかったけど、インド好きの彼らには共通の
話題がたくさんあった。

あの人はインドが大好きだった。
どのぐらい好きかと言うと、世界一周旅行をした後は、彼はインドで暮らすと決めていた。
その後何度も何度もインドのハイムから手紙が届いたんだけど、差出された場所はいつも
インドだった。

旅人への手紙はGPO GOA indiaで届いてしまう。ハイムがいそうな場所の郵便局に送
っておけば、ハイムがそこについた時に郵便を取りに行くことになっていたから。

でもこれはまだインドへ行く前の話。シドニーにもついていない頃の話。
シドニーに着く。=ハイムとの別れが近づいてきた証拠だった。
だから、私はまだずっと旅を続けていたかった。
ハイムと別れるなんて考えたくもなかった。
そのぐらい好きになっていた。

ハイムはいつもインドの話をしていた。インド人はイエスといいながら首を横に振るんだ。
と目をきらきらさせながら語るハイム。インドにはサリュというお坊さんがいることや、
シバ神という女性の神様がいること。ガンジス川で沐浴をした話とか、クレージーなイン
ド人たちの話。(クレージーだから大好きらしい)そして向こうで知り合ったたくさんの面
白い人たちの話。

ハイムはいつも人に囲まれていた。 彼と話をするとみんな彼を好きになってしまうんだな。ってずっとそばにいて感じてた。
誰とでも仲良くなれる人なんだけど、自分からというよりは、向こうから声をかけられて
友達になることが殆どだった。周りの人がハイムをほっておかなかった。

だから旅の間中、いろんな気持ちになった。嫉妬もそうだし、疑いもある。好きになれば
なるほど辛かった。ハイムも私を好きになってくれたらしい。だけど、私には問題があっ
た。

いつからそうなってしまったのかわからないけど、、、、好きだって言われれば言われるほど、
その人を信じることが出来なかった。だから自分からハイムを好きだなんて絶対にいえな
かった。

きっと、私が自分で自分を好きではなかったから、人から愛されることに欲ばりな分、愛
されているかどうかがいつも不安だったんだと思う。そのときは、まだ自分から誰かを本
気で愛することが出来ずにいたし、私をすきだって言ってくれるその人を心から信じるこ
とができなくて、いつもそんな自分が大嫌いだった。

ハイムと出会って、そんな自分の嫌なところがやたらと目に付くようになってしまった。
きっと彼があまりにもピュアで繊細でそして優しすぎたから。

ハイムを好きになればなるほど辛い自分がいた。
そしてシドニーがもうすぐ近づいてくる。
どうしたの?ななお。
外を見つめているだけで泣きたくなってくる。

そしてとうとうシドニーについてしまったその夜。ぼくはマークの所にいくけれど、なな
おはメアリーの所へ帰るんだろ?と聞かれた。
何も答えられなかった。この日がくるのは分っていたけど、ハイムと別れるのは嫌だった。
ずっと毎日一緒にいたのに、離れるなんて信じられなかった。
こんなにつらいなら、泣き顔をみせずに別れてしまったほうがいい。こんなことなら、さ
よならも言わずにバスを降りてしまおうと思った。

バスを駆け下りるななおをハイムが追いかけてきた。
本気で怒られた。

せっかく楽しかったのに、、、、どうして全てを台無しにしようとするんだ。信じられないよ。ななお。本当に悲しそうだった。

そこで私は泣き崩れた。私だって悲しいのだ。悲しいのに素直に泣けなかったから、逃げ
出したのだ。

ダーリン。君にはまだ本当の友達がいないんだろう?
え?

ハイムのその言葉に、まるまると太った毛を刈り取られた羊のような気持ちになる。皮膚
は所どころ血が出てひりひりしてた。

図星だ。10代の終わりにいろんなことがありすぎて、20そこそこのななおにはまだ心
から付き合える友達がいなかった。人生なんて思い通りにいかないものだから、と全てを
なげやりにしている自分もいた。自暴自棄というか、どうにでもなれ。って思ってた。自
分が大嫌いだったから生きてるだけで辛かった。

大丈夫だよ。君には強くてクールでかっこいい友達がいるだろ?
そばにいなくてもいつも君の心の中にいる。だから安心して。

今思うと彼との出会いはものすごく私の後の人生に大きな影響を与えてくれたと思う。彼
に重くて肩のこる余計なよろいを剥がして貰ったななおはそれ以来、とても素直になった。
好きな人を心からすきと言えるようになった。
ハイムのことが大好き。って何度も何度もちゃんといえるようになった。

だからってスムーズにいくわけじゃないのが恋愛。
パート6は今度こそ、金髪ケイトとのシドニー決戦。っていうことで。お楽しみに。(*^_^*)


スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規

投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://nanaojones.blog53.fc2.com/tb.php/155-0b79ad8f
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。