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ハイムの話パート7.だけどちょっと番外編。

とばしていくよ~~~~。あたまがしっかりしているうちに書いておかなくちゃ。みんな
は時間があるときにゆっくり読んでね。

ハイムの話パート7.だけどちょっと番外編。

ハイムが行ってしまった次の日、グリーブをバックパックをしょって彷徨うななお。サン
タクロースが壁をよじ登ってるパブを見つけて笑う。
日曜日だったので、仕事や住む場所が載ってる分厚いシドニーモーニングヘラルドを小脇
にかかえて(これが重い)ダイエットコーラを飲みながら歩き続けた。

(おう、、、、今あの頃の日記を発見。すごい。ななお日記を全部英語で書いてます。これを読むのはちょっと、、、今のななおには、、、、、、ってことであとでまた書き直すかも)

すげえ、すげえ、、、読んだら段々思い出してきた。

というわけで、その頃の日記を直訳します。

「だれかを愛することと誰かを信じることって似てる。素直になって恋をすると全てのも
のが綺麗に見えてくる。すべてのものが、、、、、
信じて裏切られなければいいのにな、、、、信じるって気持ちを綺麗にするための一番大切なことだったんだね。裏切るよりは、裏切られた人のほうがやっぱり幸せなんだと思う。」


「ハイムが好き。って花びらを一枚一枚ちぎっていく。まるで中学生みたいなことしてる。でもあの頃と恋する気持ちは変わらない。恋の仕方は変わっても、、、今は知ってる。人を好きになることって自分より大切な人が出来ることで、自分は不幸になってもその人を幸せにしてあげたくて、その人が幸せなら私も幸せだって、、、、、、

口でいうのは簡単でも、本当にその人が望んでいることとか、したいこととか気がついて
あげられなくて私ってまだまだだな。っておもう。
ハイムは今ブーメランをしています。私がハイムのガールフレンド?YES。そんな慣れな
いことをいうから突然、日本語まで話せなくなっちゃった。(たぶん、これ例の日本人の女
の子たちにあった時の話) ハイムは私のことが好き。
私もハイムのことが好き。
ハイムはみんなのことが好き。
みんなもハイムのことが好き。
とってもシンプルなことだ。」

ああ、もっともっとかいてあるんだけど、、訳すのが大変です。

ハイムへの手紙の下書きもある。
「ハイムへ。
今ビザを申請してきました。インド行きのチケットも買いました。もうすぐそっちへ行き
ます。」

(話は戻る。)

グリーブ界隈を彷徨っていた私。ボートハウスのそばを通り過ぎて、大通りをわたると角
にパブがあった。おなかがすいていて、何か食べようとおもったけれど、、、ここはレスト
ランなんだろうか?ただのパブなんだろうか?
それともホテルもついてるんだろうか?

中でビリヤードをしていたおじさんが声をかけてきた。
「何を探してるんだ?」
その人が、あとでななおの人生の友となるシオである。

おなかがすいていて、、、でもお酒ものみたくて、、、でも寝る場所もほしくて、、、、

ここなら全部あるよ。まぁ入りなさい。
てっきりお店の人かと思ったら、このパブの2階の宿に常泊してるお客さんだった。シド
ニーのパブの二階は大概ホテルになってるんだけど、トイレやお風呂は共同でシングルル
ームが15ドルから20ドル。という値段だった。

ビール飲むか?うん。
シオがご馳走してくれた。

二人でビリヤードをしながら、ここにたどり着くまでの経過や、ハイムのこと、そしてこ
れからインドへ行くまでしばらく仕事や住む場所を探さないといけないこと。をシオに話した。

ブルーマウンテンはもう行ったのか?
まだ。
明日、ブルーマウンテンに行くけど行ってみるか?
うん。いいよ。

知り合ったばかりの誰だかもよくわからない人の誘いに平気でのってしまうのは、危険な
ことなのだけど、それまでずっとヒッチハイクで旅をしてきて、この人はいい人だ。肌で
そう感知することが出来るようになってきていた。

その時に、シオに連れて行ってもらったブルーマウンテンにななお本気で感動する。なん
てすごい大自然なんだ。すごいすごい!!ものすごい。シオがいっぱい写真を撮ってくれ
たので今もそのときの写真がたくさん残っている。

日焼けして真っ黒なななおはジーンズを半分に切り落としてとてもきたない格好をしてる
んだけども、表情はどれも生き生きとしている。ハイムに会ってから本当の意味で自分の
人生を生きる。っていうことがよくわかってきたから。

シオはそれ以来、いろんなところへ連れて行ってくれた。シオは離婚したばかりだったら
しいけど、もう高校生の息子がいた。彼らはブルーマウンテンに住んでいるので、毎週末
はブルーマウンテンへ行った。長男が演劇部に所属していて、発表会を見に行くと、彼は
シンデレラの王子様を演じていた。

かっこいいじゃん。だろ?俺に似てるからな。
自分と年の近い女の子を父親が連れてきたのに、すごくいい子だった。
将来は俳優になるのが夢なんだ。と熱く語っていた。ジャスティンホフマンという名前だ
ったから絶対になるべきだよ。とななおも言った。

シオはシドニーに建っているぼろぼろに古い石作りの家を買い取って、中を改築し売り渡
す仕事を友達のテリーと二人でやっていた。

これ、全部シオたちが作ったの?
本当に驚いた。アンティークが好きで建築が好きという意味で、シオとは趣味が似ていた。ななお、しばらくここで生活していいよ。そのかわり仕事を手伝いなさい。といわれ、住み込みで働くことになる。
これが本当に楽しかった。建築に興味をもったのもそれがものすごく影響してる。街を歩
いていてもシオがこれはコロニアル調っていうんだ。このアイアンワークスは歴史的には
~~~と教えてくれた。(シオはものすごく頭のいい人で、歩く本みたいな人。だけどクレ
ージーな人だった。)

二人でよく食べに行ったのは、あのサンタクロースが壁によじ登っているNO-NAME(名
前のないレストラン)
ここのボロネーゼがものすごく美味しくて数年後もわざわざそれを食べに行ったぐらい。

シオはお金もないのにいろいろ私の面倒をみてくれて、全て御馳走してもらっていたよう
な気もする。シオがななおを大好きなので、テリーは付き合っている。と思っていたらし
いが、ななおとシオは何の関係もなかった。本当にいい友達だった。

誕生日には朝はやく起こされて、おもいきり不機嫌な顔で起きていったら、床にカードが
落ちていた。

誕生日おめでとう。君に見せたいものがあります。

ななおが起きなかったので、シオは思い切り不機嫌だったけど、そのせいかボートの運転
がめちゃくちゃ荒かった、、、、そう、シオがみせてくれたのは、海から見るオペラハウス。
ハーバーブリッジ。そしてぼんぼん飛び跳ねる超こわいジェットコースターのようなボー
ト、、、、、でもものすごく綺麗だった。前から思ってはいたけれど、本当にプリティな街で
特に夜景がまた最高の街だった。シドニー。

最高に楽しい思い出をたくさんくれた。
エマにあわせてくれたのもシオだったし、おばあちゃんが急病で倒れた。早く戻ってきな
さい。っていうお母さんからの手紙を受け取った時に相談したのもシオだった。

どうしよう。でも家に電話したらおばーちゃん元気そうだったんだ。入院もしてないって。

インドへ行かせたくないんだろう。家族は君を家に戻したいんだな。
どうしよう。シオ。

そうだった。本当に悩んだ。ハイムに会いにインドへ行く。
インドへのビザも取ったし、タイでチケットを買うと安いって聞いたので、タイまでのチケットもかった。、だけど、親は反対している。なぜ親がななおのインド行きを知ったかと
いうと、原因はPちゃんだった。(過去の日記Pちゃんで検索)

Pちゃんがこの間、シドニーに来た時、インドなんかだめ。絶対に行かせない。といって
たのは気になったけど、、、、まさか親に言いつけるとは思わなかった。ま、心配してくれて
のはなしなんだけども、、、、、、同時期にインドで病気になった友達の話を聞かされたななお。

インドへ行きなさい。シオはそういった。
元気な写真を撮って親に手紙を書いて送れば親は安心する。

「なぜなら君は世界に生きているんだ。君は世界を見るべき瞳を持っている。どこへ行っ
たって君は1人じゃないよ。誰かが俺のように君をほっておけなくてアレコレ世話を焼い
てしまうんだ。

何かに負けてとまってしまったら君は違う子になってしまう。
ぼくの好きなななおは素敵なスマイルにストロングマインド、そしてオープンマインドで
あの日、突然アンユージュアルにぼくの前に現れた天使さ。」

これも日記に書いてあった。外国人の誉め方は半端ではない。
これに慣れると日本人と付き合うのは辛くなる。

追加文
「君と一生一緒にいられる男はこの世で一番の幸せものだよ。まるでロト宝くじを当てた
ようなね。いいか、日本へ帰ったら君は口をつぐんで時間を待つんだ。人の話をよく聞い
てじっと瞳で見つめるんだ。きっとつらいと思うよ。だけど自然にやってくるんだ。だれ
が友達でだれが友達ではなかったか、、、、まるで写真を振り分けるように君の頭が判断する
時期がね。

どうして自分をプリシエートできないかって?
そりゃ君は21だし、少しセルフィッシュ(わがまま)だからさ、ノーマルなことさ。
時が君に教えてくれるよ。
無理にトライする必要はない。

わかってるよ。君がこの1週間悩んでいたこと。君とはじめてあったとき、すごくポジテ
ィブに君はインドへ行きたいんだ。って言ったんだ。だけど、今の君は違う。まるでつら
い道を歩いてきて一つ美しい落ち着く場所を見つけるとその夢をあきらめてしまう。そしてレイジーにだらしなく暮らして、自分自身を嫌いになってしまうんだ。だから俺はお前
にいう。絶対にインドへ行け。

あの晩、別れるのはさみしいし、本当はすべての面倒を見てあげたいけれど、このままじ
ゃお前はだめになると思ってこう言った。自分のやりたいことをしなさい。Do it!Do
it!Do it!!!!」

(今思うと彼のこういう言葉のひとつひとつの重みが私の人生の骨とか軸に成り代わった
と思う。世界は本当に私にすばらしいプレゼントをくれたと思う。)

最後に空港でボーイフレンドとどうしたこうしたなんて話は送らなくていいから、1年後で
も2年後でも手紙をくれよ。何でもいいからポジティブな手紙。シオはそういって私を見
送ってくれた。

シオが亡くなったという電話は1994年の3月に受け取った。そのときななおは電話口で泣
き崩れてしまう。本当に本当に悲しかった。体の一部がなくなってしまったような悲しみ
だった。毎年2月の誕生日にはダーリン。お誕生日オメデトウ。と毎年電話をくれていた
し、その前の年のクリスマスには日本にも遊びに来てくれた。(だけどシオほどいろんなこ
とをしてあげられず自己嫌悪するななお)

彼はエイズだった。
だから、ななおもエイズかもよ。と亡くなるかなり前、シオの奥さんに電話でそう言われ
た。どうして?シオはいつもななおの話をしてるから私はあなたにヤキモチを焼いている
の。あなたたちはそういう関係だったんでしょ?

ううん。ほんとに何にもないよ。あまりにもしつこいので、病院で検査して先生に英文で
診断書を書いてもらった「ななおはエイズじゃない。」っていう証明を送ってあげた。どう?
これで明らかになった????彼女のやきもちやきは半端ではなかったから、そういう形
で安心させてあげることが一番だと思った。

そして明らかになったのは、HIVウイルスは性行為をしなければ一緒に生活していても絶
対にうつらないということだ。シオがエイズになった原因はたぶん数年前タイで女性を買
った時だったってあとで自分で語ってた。知らなかったナリダも感染してしまったが、今
もまだ発病はしていない。

その後奥さんのナリダとは仲良しになって、後にまたシドニーへ行った時に二人で語り明かした。(そのときななおはシオのお化けと遭遇する。だけどちっとも怖くなくて、ああ、
シオが会いにきてくれたんだって思って涙した。彼は嬉しそうに笑っていた。)

しかもテリーとシオのその会社はいつのまにかものすごく大きくなっていて、今じゃシド
ニーに何軒ものレストランを持ち、建築業も盛んらしい。日本車を輸入するビジネスもし
ているためテリーはたまに日本へやってくる。彼も私は絶対にシオを忘れない。今になっ
て思うけど、ハイムより思い出す回数はずっと多い。この前うちに泊まった時も奥さんの
リッチーと3人で延々とシオの話をした。本当にすごい人だったよねって。

シオがはじめたバックパッカー相手のブルーマウンテンバスツアーはななおをはじめてブ
ルーマウンテンに連れて行ったときに思いついたらしい。

それをあとから聞いてまた涙する。そのバスツアーはこのまえ、英会話の家庭教師をして
いた中学生の女の子とふたりで行ってきたんだけど、ななおたちが始めてたどったあのコ
ースと一緒だった。それは今も大盛況らしい。

だけど、、、シオがあんなに薦めてくれたのに、結局インドへは行かなかった。その理由はタイでななおがこんな目にあうとは、、、、、そのお話はまた今度。

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