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ハイムの話パート8(大変だったタイ編)

おねーちゃんと一緒に買い物にいくはずが、、、さっきまで仲良しだったのに、ふとしたこ
とでけんかになって1人で行っちゃったみたい。ま、ひざが痛いから今日は大人しく日記
でも書いていよう。

お父さんがおばあちゃんに桜を見せに行くんだって行ってたから、あとでみんなでお花見
にいくかもしれない。おととしはりえが作ったお弁当をみんなで食べたんだ。つくばの農
林水産省の通称、桜通りで。それにしてももう6人は一台の車じゃ無理だろうな、、、、りえ
が成長しすぎた。(あ、のりちんカスピ海ヨーグルトの作り方の紙を無くしたらしいよ。り
え。あとで教えてあげて。)

ハイムの話パート8だね。でもしばらくハイムは出てこないかも。地獄のタイ編。

日記を読んでいて思い出したことがある。

その日はバレンタインデーでななおは誰かと待ち合わせして街のベンチでOちゃんに手紙
(今手元にあるから出さなかった手紙)を書いていたらしい。

「今となりに座っている人は、どこからともなく現れてぼくは占い師なんだと危なげなこ
とをいって私をびびらせている。そして私の手相を見て、ばしばしといろんなこと当てて
しまうんだ。感じたままにやりなさい。と一言いって、ちょっとまってて、、、ってどっか
へ行ってしまいました。」

(ここからは日記。)
たぶんその辺にあった草花なんだとおもう。それを集めて花束にして「これを君に。」って
戻ってきたその人。
「この世には美しい人がたくさんいる。そして同じくらい悪い人もいる。だけど、人間は
自分の心をうつす鏡のように反応する生き物だから、君がすばらしければ人はすばらしい
対応をする。」
そういっていなくなった不思議な人。

今日私はインドへ行く気を半分以上どこかへ落としてきてしまった。
どこへ行ったんだろう。人種差別は嫌いといいながら目の前に視線の鋭い黒い顔の男の人
ばかりがそこにいたら私の無神経な体は縮まってしまう。ハイムがいなくちゃ1人じゃいけない。だけど本当にハイムはそこで待っていてくれるんだろうか、、、、行かなければ一生
後悔する。行ってだめならそれでいい。だけど、、、親は反対してる。

とりあえず着いたタイでぼけ~~~~~とするななお。
この気候はいい。乾燥するシドニーとちがってねっとりした暑さ。そして湿気。辛いトム
ヤムクン。上手い旨い美味すぎる。

早速インドへのチケットを買いに行くななお。
この街(バンコク)の男の子たちの中にはたまにジャニーズ系の笑顔の素敵な子達がいる。
白い歯を輝かせて笑顔で見つめられるとつい笑顔を返したくなる。人間が人間らしくいら
れる。私がもっとも私らしくいられる国のひとつが微笑みの国タイランド(*^_^*)

そういえば前にPちゃんと一緒にプーケット旅行した時はまだ英語が話せなかったのに、
ビーチでたくさんの友達が出来た。言葉はよくわからないんだけど、笑顔で通じるあんな
こともこんなことも。ゴルフ三昧のPちゃんそっちのけで男の子たちと遊びに行ってたし、
それはそれで本当に楽しかった。

そのときもナンパされたんだよね。確か、、、ひとりでぼ~~~~~~と歩いてて、まだ頭
がはっきりインドへ行くって決めてない時だった。まだまだ迷ってた。子供たちにお金ち
ょうだい。って何本も手をだされて切なくなっていたせいもある。心に迷いがあるとき、
人間はとても愚かな行為をする。

その人は私に日本人?と聞いてきていたし、今思えば、あきらかに怪しげな男だった。シ
ンガポールから来たって言ってたけど、普段なら絶対にNOといえたのに、その日はなぜ
か声がだせなかった。なんでだったのかはよくわからない。しつこく付きまとわれて、こ
の近くに美味しい店があるからそこでご飯を食べようって話になる。
おなかもすいていたし、どこで食べたらいいかよくわからなかったから、まあいいか。と
思った。

ご飯を食べた後、なぜかその男はななおを寺院に連れて行った。神妙そうにおじぎをして
いい人をアピールする男。
ななおも寺院ははじめてだったし、こういうところに来る人間ならそう悪い人じゃないだ
ろうと思ってしまった。

バンコクの路地裏を歩いた人は屋台が立ち並ぶあの雰囲気が想像つくかもしれないけれど、大通りを裏へ裏へと歩くとそこは異国の怪しげな世界である。小さな路地に椅子をだして座る老人。屋台のスパイシーなにおい。やせこけた猫。汚れた犬。そんな場所に小さな床屋があった。たたみ1畳あるかないかの大きさだった。知り合いなのか、男は店の女主人にあいさつをしている。奥に背の高いインド人の男のアシスタントがいて二つ席があった。

なぜだかななおはそこに座らされ、男にいきなり髪を切られる。
怖くて声が出せなかった。そのきり方は髪をひっぱりざくざくと切り刻む感じだった。何
が起きたのかよくわからずにとりあえず固まるななお。

だめじゃない。そんなきり方じゃ。女主人は首を横に振ってちょっと貸してみて。と男か
らはさみをとりあげた。そして彼女がまともに切りなおしてくれたんだけど、、、、その間男はインド人と何語だかわからない言葉を話してる。彼女に小声でこう聞かれる。

あれはあなたのだんなさんなんでしょ?
ななおは首をふる。今日会ったばっかりの人で、なにがなんだかわからずにつれてこられ
たの。
一瞬にして彼女の顔が変わった。いい?今は何もしゃべらないで。じっとしててね。

彼女にそうささやかれた。
いったい何?????どういうこと?????

男と調子を合わせて話す女主人とインド人。たまに男が外へいなくなった時ななおは急い
で矢継ぎ早な質問をした。

いったいどういうこと?
いい?あの人はものすごく悪い人。あなたはここから逃げないといけない。でもまだ髪が
こんなだし、ちゃんと切ってから絶対に助けてあげるから待ってなさい。逃げろって合図
を出したら逃げなさい。いいわね。

ななおの心臓が高鳴ったのはいうまでもない。ま、髪を切られた時点でもう心臓はバクバ
クだったんだけど、、、、ななおの中でいろんな想像が駆け巡った。どうして髪を切られたのか、、、どうして日本人かと聞かれたのか、、、ななおは売り飛ばされるのか?????まじかよ。タイで売春婦かよ。お~~~の~~~~~~~~~!!!!!!!!!

やっと髪が切り揃ったのはいいけれど、鏡の中のななおはまるでコケシの様だった。タイ
では流行っているらしいけど、、、ま、そんなことはさておきとにかく逃げなきゃいけない。男が来ると笑顔で平然を装うななお。そしてなんとか時間を稼ごうとする女主人とインド人。

そのタイミングは一瞬にしておとずれた。「いまだ。逃げろ」戸口にたったインド人のその顔は今も忘れられない。
ななおは香港映画も真っ青なほどの勢いで、バンコクの路地裏を全速力で走った。怖くて
後ろは振り返れない。怖さのあまり涙がどんどん出てくる。

店の裏口から入って通りに出る行為を何度も何度も繰り返して、やっと人の多い大通りに
出たところでタクシーに乗り込む。早く。早く出して、、、、お願い早く。

おまえポリスに追われてるのか?だったら悪いが降りてくれ。

違う。悪いやつに追われてるの。お願いだから早くここから出して、、、、て、、、、、運転手に涙の懇願。後ろにあの男がいたかどうかなんて怖すぎて確かめられなかった。はぁ、、、、、、

このことがきっかけでななおとてもインドへひとりで行く気がしなくなる。
びくびくしながらコケシ頭でチケットをインドから日本行きに変更してもらう。もうやだ。
二度とタイなんて行かない。おっかない。早く日本へ帰ろう。ななお。

傷心のななおを待っていたのは、元気なおばーちゃんだった。会いたかったよ~~~~お
ばーちゃん。と抱きつくと、どこの浮浪者かと思った。といわれ撃沈。

なによりもななお下痢がとまらず成田でそれを正直に言ってしまったものだからコレラ疑
惑まで高まる始末。ななおが家に帰る前にもう既に保健所から電話がかかってきていて、
抱きつかれたおばーちゃんは自分をエタノールで消毒していた時、ななおは一瞬帰ってき
たことを本気で後悔する。

誰にも接触せずそのまま保健所にいらしてください。電車やバスには絶対に乗らないで下
さい。今まで食べたものを全て思い出しておいてください。

大変な一日だった。結局成田の検疫で何もなかった。と言われて疑惑が晴れる。それ以来、シオが言っていたようにななおは自分のやりたいことに従わなかったせいで違う子になってしまいそうになる。ハイムが日本へやってくるまでは、、、、、、

次はいよいよ日本へやってきたハイムの巻き。
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