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世にも悲しい恋物語パートII

その後、さっきのパーティでもらったんだけど、、、ジョーンズさん一緒に行きませんか?と細川くんにインディペンデンスデーのチケットをもらう。シュワちゃんのやつもあったんだけど、そっちにしておけばよかったかなぁ、、、

何故かそのチケットは東京の映画館でしか使えないものだった。一番近くて上野だね。って話になる。信じられないけど、そこでやっと細川くんと電話番号の交換をする。長かったぁ、、、ここまで。

そこで、ななおは細川くんにあるお願いをしてみる。実は二級建築士の免許をとりたいななお。ハムスターの回転車を回しながら、同時に頭抱えながら力学の勉強なんかも一緒にがんばってた。だけどさ、わかんね~~んだよ。これが。さっぱり。でも細川くんにとっては朝飯前なのがそういう計算。いいよ。教えてあげるよ。家にfax送ってくれれば、、、

fax?そうそう。その頃はまだメールが主流ではなかった。だけど、いいこと聞いちゃった。faxだよ。fax。なぜだかあの会社狂ったようにみんな残業してるんだ。それも夜中の2時3時。そんなんじゃ電話なんてできないし、それに電話じゃ無口な細川くんといったい何をはなせばいいんだろう?って感じ。その点faxならいっぱい話せそう。わかった。明日買いに行ってくるよ。え?わざわざ買うの?うん。買うよ。fax送るから待っててね。

ちょうど、学校にも通ってて(建築士の)わからない問題があると細川くんにfaxしておくと、とってもわかりやすい絵付きの解説が翌朝には届いているようになった。優しいじゃん。感動ジャン。でもちっともおもしろくないのは、問題の答えしか書いてないところ。

Q7ぐらいにななおは細川くん大好きだけど、細川くんはななおのこと好き?って質問をかいておくと、Q7だけ飛ばしやがる。○×形式の答えだったのに、、、まったく素直じゃねぇなぁ。じゃああのときのあれはうそだったっていうのかよぉ~~~でもやっぱりfaxの説明だけじゃわかんないよ。ってことで近くのファミレスで教えてもらうことになる。

でも結局、トラスの計算とか、片もち梁の応力とかわけのわかんない話じゃなくてちがう話がしたくなる。ねぇねぇ映画いついく?信じられない。やっと細川くんと二人っきりで普通に話が出来る。って状況になったのに、細川くん固まる。緊張してるんだろうけど、ほっとくとすぐもじもじしちゃう細川くん。かっこいいんだからもっと自信持てばいいのにねぇ。

よし、こんなときは力学の問題。それはさすがさらっと答えるけれど他の喋りは苦手らしい。ななおが質問すれば答えるノリのつ~~~~まんない会話。細川くんと一緒の時間をすごすのはかなり体力と自分の自信の要ることだということに気がつくななお。だって、何も言われないってすご~~~くいろんな想像しちゃうものなんだよね。

映画?う~~ん。細川くんのことは好きなんだけど、なんか疲れる。でもさ、細川くんはほんとは何かいいたいみたい。わかったまたfax送るね。なんでもいいから細川くんも書いてね。

毎日毎日送りました。ななおはfaxを。そして届きました。細川くんからも普通のことが書いてあるfaxが。細川くん車を買うんだって。赤と青どっちがいい?っきかれたから、青って答えといた。そしたら何故か赤い外車買ってた。じゃぁなんで聞いたんだよ。

スーツが似合うの。ま、もとがいい男だからね。細川くんスーツに合うよね。ななお細川くんのスーツ姿大好き。って行ったら、じゃぁ一緒にスーツ買いに行こう。って話になる。わざわざ渋谷まで行ったんだけど、細川くん選んで。って言えばいいのに何にも言わないから、ななおも手持ち無沙汰で、、、、つい自分の洋服もみたくなる。細川くんは2階、ななおは3階でそれぞれ買い物。いったい何しにいったんだろう?そういう細かいズレがその後ふたりにいっぱい降りかかってきた。

でもそのまま渋谷で一緒に飲んだときはちゃんとデートっぽかったよ。楽しかった。二人でアンキモを食べてニコニコだった。だって嬉しいじゃん。あんなに好きだった細川くんと一緒にいられるだけじゃなくてデートしてるんだよ。信じられない。

その後も何回か一緒にデートして、faxは毎日送って。バレンタインデーにはゴディバのチョコレートをあげたら、ちゃんとホワイトデーには返してくれた。それが会社でだったからななおもご機嫌。会社では仕事の話以外はあんまりしゃべらなかったから、ななおと細川くんがそんな風にしてたことを知ってる人は殆どいなかったと思う。

みんなにえ?つきあってたの?と驚かれそうだけど、細川くんにそう聞きたかったのは私。いったい私たちはつきあっているのだろうか。つきあっているといえるのだろうか。ななおの経験上、これじゃつきあってるとは言えない。ただのfaxフレンドだ。いろんなズレと疲れからできれば会いたくない関係ってなんか変だよね?私は本当に彼が好きなんだろうか?究極の質問にたどりつく。

でも細川くんはきっとななおちゃんとつきあってたつもりだったと思うよ。というあのカラオケやとんとん攻撃の友達。faxだけで?うん。彼きっとしゃべれないんだよ。しゃべりたくても。確かにFAXだと普通なんだよ。細川くんも。私も。毎晩書くのが楽しかったfax。届くのがとっても楽しみだったfax。でも何故かFAXなんだよね。

そのFAXを私が送らなくなったとき、細川くんは通りすがりに一瞬だけ、悲しい顔した気がする。それからしばらくずっと送れなかった。ほんとは送りたかったんだけど、なんか虚しかった。それだけのつながりが寂しかった。fAXを断つことで違うつながり方が出来るような気がしてた。

彼がものを言わない人だったから、それはそれで最良のやり方だったのかもしれない。もっと私がなんとかすればよかったのかもしれない。でも私もその努力をしなかった。やろうとおもえば出来たのに、私から彼にもっと近づこうとはしなかった。彼が私を好きなのかどうかもよくわからなかったし、私も彼を本当にすきだったのかどうかがわからなくなってた。

会社ですれちがってももうあの光線を浴びることはなくなっていった。懐かしいなぁ、、、あの光線。しばらくたって、はっきりさせようと昔、細川くんがやったように人づてでななおちゃんと付き合う気はあるの?って聞いてもらう。そしたらはっきりない。って言われてしまう。ななおはその夜の記憶がないぐらい酔っ払って泣き喚いたらしい。(産ちゃんと涙のシャケご飯(ーー;)

やっぱり好きだったんだね。その後その傷が癒されるまで実は数年の年月かかったんだ。もう恋なんて絶対しない。そう思った。ななおの心は粉々に砕け散った。何を信じていいのかよくわからなくなった。自意識のハザマでゆれた恋だったからかなぁ。自分の自信が粉々に亡くなった気がしてたんだ。そのときは。そしてあんなに好きだった細川くんの顔を見るのがつらくて会社を辞めたななお。

一年後、学校のエレベーターで細川くんとばったり遭遇する。普通に喋れそうなほど近い距離にいたんだけど、何故かしゃべれなかった。細川くんもたぶん気づいてたと思うんだけど、だって細川くんだもの。自分から話しかけてくるわけがない。細川くんは一級の製図のクラス。ななおは二級の製図のクラス。試験直前ゼミみたいなものだった。受かりましたよ。おかげさまで。彼も多分受かってます。晴れて建築士!

実はそのときもう決まっていたんだ。ななおがまた同じ会社の違う部署に派遣されること。今度は建築士になったことだし、ちょっとレベルアップした仕事。翻訳の仕事や設計もある。

一年たってもまだかなり胸が痛んでいたんだけれど、もう大丈夫なような気がしてた。ばったり会社じゃないところで会うなんて思わなかったからびっくりしたけど、これで予行演習完了。もう会社で細川くんと会っても普通でいられるはず。

それがさ~~戻った後は、フロアが違うってこともあったんだけど、結局最後までろくに話もできなかったんだよ。あんなに楽しかったのにお互いいや~~~な思い出になっちゃったかもしれないのは少し悲しい。

私はもう大丈夫。恋の痛みは恋が癒してくれるもの。今思えばいろいろな気持ちを味わったことで私の恋愛感は大きく変わった気がする。あとは細川くんが最高に幸せになってることを祈ってます。
私を大人にさせてくれてありがとう。幸せになろうねぇ。



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